日の当たらない場所
家の隣は安宿になっている。
そこのレセプションでビールを売っている。宿屋なので24時間営業。
スペインはコンビニがなく、夜九時過ぎまでに買い物を済ませておかないと何も手に入らない。これはとても良い事で、東京に居た頃のように夜中の三時に、亡霊のようにセブン-イレブンに焼酎を買いに行ったりしないですむ。
しかし、季節は夏。なので夜、どうしようもなくなるとコソラコソラとビールを買いに行く。
レセプションのコロンビア人のルイスと「何号室の女は若くて綺麗だ」とか「コロンビアの首都ボゴタではネズミを食べる、食べない」とか、そんなヨタ話をしていると久しぶりに宿泊客に日本人男性発見。飲み会になった。M田さん。聞けば十年以上も昔からこの街が気に入ってこの時期に毎年十日間ばかり滞在なさるのだそうで、日本では成田空港で働いている方だった。
「毎日、勤務で形式上の国外には出ますが、パスポートにスタンプをもらって出国するのは新鮮で気持ちが良いです」と仰っていた。
で、以前にも書いたけれど、アンダルシアに来る日本人は女性の方が多い。たぶん7:3か8:2くらいじゃないだろうか。
私は、こういった時に相手が女性一人だと、変に警戒されたりと神経を使い互いに疲れるので「飲みません?」なんて、まず言わない。夜の静かな道で運悪く、前を女の人が歩いている感じでなんだか落ち着かない。ナンシー関みたいな人なら話は別だけど。
M田さんも、はるばる単身スペインに来る少数派の側の男性だからかどうか分からないけれど、GR DIGITALを持っていた。
私は初めて自分の所有以外のGR DIGITALを見て、やっぱり良いカメラだなと改めて思ったと同時に数奇なものも感じた。
久しぶりに日本人の男性と飲んだので話が終わらず、三時、四時まで飲み続けてしまい、正体不明に磨きがかかった感じがある。
最近また、夏日になってきていて、連日の深酒に加えさらに酒量が増えてきた。困った。
困ったけど、情に棹さして流されたままもたまにはいいかな、と思ったりもして。
本日の至福。 ※それほど快適ではありません。
ゴザ 1ユーロ。フィノ2ユーロ。
こういった直射日光が差す場所にいると、決まって頭をよぎる複雑な想いがある。
それは、とてもセンチメンタルな事でブログで吐露していいものかどうか迷うけれど、勇気をふり絞って書いてみる。
それは…かなりの人にとっては一生、日の目を見ない とある場所があるのではないか…。
ということ。
それは…
おしり。←クリック クリック!
これはきっと不公平だ。おしりにも光を当ててあげようじゃないか。
私は南の島の誰もいないビーチに行くと必ず全裸で泳ぐ。海中で逆立ちをしたりしているので、おしりにも光が当っている。
これはすごく身体に良い事で、励行している人はしている。
タイで暮らしていた時に、近所にオーストラリア人の友達が住んでいて、飲む約束をしていたので、彼の家に行った。すると部屋にいない。
で、どこだろうと訝って屋上に登ったら太陽に尻を向け、スフィンクスのようなポーズで、彼も明るいおしり健康法を実践していた(階段が頭の方にあって良かったね!)。
とても恥ずかしそうな顔で「チョ、チョットマッテ」と言ったのが最高に面白かった。
でもその後、フォローする意味で「尻に光を当てるのは身体に良いよね、けっこう皆やってるよね」と助け舟を出した。
すると彼は思いの外、自信に満ちた強い口調で「そうだよ、皆やっているよね、体中に太陽光線を当てるととても良いんだ」と言っていた。
今でも屋上に敷物が敷いてあって日光が強いと必ずといっていいほど、彼の慌てふためいた表情を思い出して笑ってしまう。
今もタイの大学でコンピュータプログラムを教えているのかな。
透き通ったアジアの海に行きたい、今日この頃です。
Thailand 1999
konica A-com1 50mm F1.8 kodachrome 64
そこのレセプションでビールを売っている。宿屋なので24時間営業。
スペインはコンビニがなく、夜九時過ぎまでに買い物を済ませておかないと何も手に入らない。これはとても良い事で、東京に居た頃のように夜中の三時に、亡霊のようにセブン-イレブンに焼酎を買いに行ったりしないですむ。
しかし、季節は夏。なので夜、どうしようもなくなるとコソラコソラとビールを買いに行く。
レセプションのコロンビア人のルイスと「何号室の女は若くて綺麗だ」とか「コロンビアの首都ボゴタではネズミを食べる、食べない」とか、そんなヨタ話をしていると久しぶりに宿泊客に日本人男性発見。飲み会になった。M田さん。聞けば十年以上も昔からこの街が気に入ってこの時期に毎年十日間ばかり滞在なさるのだそうで、日本では成田空港で働いている方だった。
「毎日、勤務で形式上の国外には出ますが、パスポートにスタンプをもらって出国するのは新鮮で気持ちが良いです」と仰っていた。
で、以前にも書いたけれど、アンダルシアに来る日本人は女性の方が多い。たぶん7:3か8:2くらいじゃないだろうか。
私は、こういった時に相手が女性一人だと、変に警戒されたりと神経を使い互いに疲れるので「飲みません?」なんて、まず言わない。夜の静かな道で運悪く、前を女の人が歩いている感じでなんだか落ち着かない。ナンシー関みたいな人なら話は別だけど。
M田さんも、はるばる単身スペインに来る少数派の側の男性だからかどうか分からないけれど、GR DIGITALを持っていた。
私は初めて自分の所有以外のGR DIGITALを見て、やっぱり良いカメラだなと改めて思ったと同時に数奇なものも感じた。
久しぶりに日本人の男性と飲んだので話が終わらず、三時、四時まで飲み続けてしまい、正体不明に磨きがかかった感じがある。
最近また、夏日になってきていて、連日の深酒に加えさらに酒量が増えてきた。困った。
困ったけど、情に棹さして流されたままもたまにはいいかな、と思ったりもして。
本日の至福。 ※それほど快適ではありません。
ゴザ 1ユーロ。フィノ2ユーロ。
こういった直射日光が差す場所にいると、決まって頭をよぎる複雑な想いがある。
それは、とてもセンチメンタルな事でブログで吐露していいものかどうか迷うけれど、勇気をふり絞って書いてみる。
それは…かなりの人にとっては一生、日の目を見ない とある場所があるのではないか…。
ということ。
それは…
おしり。←クリック クリック!
これはきっと不公平だ。おしりにも光を当ててあげようじゃないか。
私は南の島の誰もいないビーチに行くと必ず全裸で泳ぐ。海中で逆立ちをしたりしているので、おしりにも光が当っている。
これはすごく身体に良い事で、励行している人はしている。
タイで暮らしていた時に、近所にオーストラリア人の友達が住んでいて、飲む約束をしていたので、彼の家に行った。すると部屋にいない。
で、どこだろうと訝って屋上に登ったら太陽に尻を向け、スフィンクスのようなポーズで、彼も明るいおしり健康法を実践していた(階段が頭の方にあって良かったね!)。
とても恥ずかしそうな顔で「チョ、チョットマッテ」と言ったのが最高に面白かった。
でもその後、フォローする意味で「尻に光を当てるのは身体に良いよね、けっこう皆やってるよね」と助け舟を出した。
すると彼は思いの外、自信に満ちた強い口調で「そうだよ、皆やっているよね、体中に太陽光線を当てるととても良いんだ」と言っていた。
今でも屋上に敷物が敷いてあって日光が強いと必ずといっていいほど、彼の慌てふためいた表情を思い出して笑ってしまう。
今もタイの大学でコンピュータプログラムを教えているのかな。
透き通ったアジアの海に行きたい、今日この頃です。
Thailand 1999
konica A-com1 50mm F1.8 kodachrome 64
by barrameda
| 2007-09-26 03:50
| diario
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